小松の朝

  • 2011/06/23(木) 18:24:09

【短夜】
明けてきました。
昨日は久しぶりに早く寝付けました。
俳句の仕事はいっこうに進みません。まぁやむを得ないでしょう。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●露草のミッキーマウスミニーマウス かおる
9月21日(9月25日 惜春夜句会) と前書。

季題は「露草」。句会で清記が回ってきた際衝撃で怒りすら湧いてきた一句です。
このような派手な例えができる人は、ゲンダイでは前北かおると奥坂まやさん位ではないでしょうか。
どうせトンでもない句なので、「露草や」で切って何処かへ飛ばしてしまっても良かったかとも思います。
まぁ「露草の」が無難ではあります。

【小松の朝】
先週一泊二日で小松まで行って参りました。
すっかり二日酔いになり、翌日の飛行機は辛かったです。
自業自得とは言え、もう少し何とかなりませんでせふか。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●蟿螽(ハタハタ)の産卵蟻に取り巻かれ かおる
9月29日(10月18日 夜鷹の会) と前書。

季題は「はたはた」。「きちきちばつた」とも呼ばれます。
飛ぶ姿ではなく産卵の様子に着目しました。
若干気持ちが悪いようですが、それが生物の世界の現実であります。
じっと対称を季題を眺める目が発見した一句の世界であります。

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夏至とは暑し

  • 2011/06/22(水) 13:24:17

【狩留家の墓】 
色々回り道をしましたが、ようやく狩留家の墓にお参りすることができました。
家を代々引継ぐということの重さを感じることが出来ました。
狩留家は、墓参には若干不便な場所ですが、先祖代々の墓があるのに相応しいと感じました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●富士沈みそめぬかはほり舞ひそめぬ かおる
9月12日 川村ゼミ合宿 富士(9月29日 ホトトギス子規忌句会) と前書。

季題は「かはほり」、蝙蝠です。
この句は上品な俳句で、稲畑汀子女史の後選に入っていた句だと記憶しています。
大変女史好みの巧みな一句です。
なお、「ホトトギス子規忌句会」というのは無くて、あくまで「句会と講演の会」であったと認識しています。
9月の会は子規忌の前後であり、十年ちかく神戸の師匠が上京され子規についての講演をされることが定例となっております。


【西瓜の写真】
暑すぎます。
朝食で頂いた、西瓜の写真でも眺めて涼をとりましょう。
今日は夏至であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●楽団を待ちをる椅子や秋灯下 かおる
9月14日 日本フィル定期演奏会(9月26日 慶大俳句日吉句会) と前書。

季題は「秋灯」。この句に付いても、「やぶろぐ」で詳細な句評がなされておりますので、そちらをご覧下さい。

http://yabukoji.blog.so-net.ne.jp/2011-05-29

如何にもコンサート前の一瞬の静けさが伝わって参ります。
まぁその位で。

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薔薇の苑

  • 2011/06/21(火) 17:15:16

【狩留家の川】
狩留家の町を流れる一本の川です。
三篠川と呼ばれています。もう少し下流で太田川に合流をしています。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●路線バス霧の峠に一服す かおる
8月27日 草津白根火山(9月10日 夜鷹の会) と前書。

季題は「霧」。路線バスと言う妙に長い物体が、深い霧の峠に停車している。
その様子を「一服している」と例えました。
「霧」を上手に使って路線バスの持つノスタルジックな味わいを引き出すことが出来ました。

【薔薇の苑】
こちらは東京の墓所。
薔薇の苑になっておりました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●金色のコスモス曇りがちの日も かおる
8月31日(9月10日 夜鷹の会) と前書。

季題は「コスモス」。
薄っぺら明るさと、その儚さがコスモスの本意となります。
淡々と写生をしただけですが、ある作者の心象を反映した影のある句となりました。

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父の日のことなど

  • 2011/06/20(月) 19:54:16

【ツール・ド・スイス】
何と最終日のタイムトライアルで4位だった、ライプハイマーが大逆転して総合優勝。8日間のステージで30時間以上走りタイム差4秒。
何ともどきどきの逆転劇に夢中になってしまいました。

最終日に逆転され2位に終わりましたが、クネゴもクレバーな走りで復活を印象付けさせてくれました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●遊泳の区域に飼はれをる如く かおる
7月30日 同前 と前書。

季題は「泳ぎ」。引き続き逗子の海岸の様子を詠んだようです。
きっちりとしっかり区域が分けられ管理されている様子を「飼はれている」と詠み上げました。
ちょっと作者にとっては珍しい句風の一句ではないでしょうか。
緩い俳句ですが、一集としての並びとしてはあっても良いと思います。
「如く」でゆるゆるにしました。

【父の日ギフト】
娘よりベルギー麦酒が届きました。
感激でありました。
暫く飲めそうにありませぬ。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●電柱の海抜標示浜おもと かおる
8月6日 小見川花火大会(8月7日 慶大俳句 逗子) と前書。

季題は「浜おもと」。
電柱をふと見ると、海抜標示が書いてあった。
その脇に浜木綿が咲いていたというだけです。
昔津波でも来た土地なのでしょう。
しんみりしているような気がします。

【蒸し暑し】
今日の午後の湿度は以上に高かったです。
東京タワーも湿度100%でした。
地下鉄を待ちつつ熱中症にかかりそうでした。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●登り来し本丸跡の千草かな かおる
8月24日 佐久(慶大俳句合宿 志賀高原・石の湯ロッジ) と前書。

季題は「千草」、そろそろ前書きが長くて困ります。
「本丸」と言う道具立てが、季題「千草」の持つ淡いイメージと上手くマッチングしていると思います。
この句なんか前書きでなかったほうがよかったですね。

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遊んで貰い

  • 2011/06/19(日) 15:24:10

【ドーンと】
雑誌関係の「打合せ」という名目で、ある素敵なお宅にお邪魔してしまいました。
娘は大きなクッションにご満悦でした。
わが家には足りないアイテムが沢山で勉強になりました。
全般我が家には「柔らかいもの」が不足しているようです。
もっとリラックスできるよう、投資を行いたいと思います。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●鉾の稚児眩しくをりて動かざる かおる
7月17日 同前 と前書。

季題は「鉾」。引続き祇園祭巡行の様子。
下五の「動かざる」が秀逸です。
鉾に乗ってお姫様/王子役の稚児さんなのでしょう。
非常にシャープな捉え方をしております。

この前後に大量に俳句を詠まれているのでしょう。
脂が乗ってきている感じがします。

因みに全く同日の句として名高いのが、

☆山鉾や狭き路地からぬつと現れ 祐之
☆鉾を解く後に鉾の着きにける 祐之

という俳句があるようです。ご参考まで。

【遊んで貰い】
昨日伺ったお宅ではおもちゃの山に夢中になっていました。
お兄様お姉様にも実に良くしてくださいまして嬉しい限りです。
楽しいときを過ごしたようで帰宅後も興奮してをりました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●夏潮に間口を広く海の家 かおる
7月30日 慶大俳句海句会 本井英先生宅 と前書。

季題は「夏潮」。海の家も季題となりつつありますが、ここでは夏潮の雄大な雰囲気が上回っています。
「間口が広い」という、慣用句を元の意味で上手に織り込みました。
海句会というのも素敵な季題で、散々船で遊ばせて頂きました。

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頭頂部

  • 2011/06/18(土) 12:12:07

【ご機嫌ななめ】
今朝は少し熱があるようで、夜中から明け方にぐずりました。
ご機嫌ななめであります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●山鉾の戦の如く来りけり かおる
7月17日 同前

季題は「山鉾」。祇園祭の傍題になります。
勇ましい姿を「戦の如く」と詠み上げました。
確かにあの山鉾がのっそのっそと狭い路地をやってくるのを見ていると、気分が高揚としてきます。

祇園祭も大学4年生以来ご無沙汰しております。今年辺り観に行きたいものです。

【頭頂部】
保育園の交流会の帰りに激写しました。
大分髪の毛が生え変わってきました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●長刀の鉾そびやかし路地を来る かおる
7月17日 同前

引続き祇園祭巡行当日の一句。
これも臨場感が溢れています。類句があるやも知れませんが、大きな気分で読んで楽しみましょう。
長刀鉾の勇壮な様子が瞼の裏に蘇ります。

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狩留家の集落

  • 2011/06/17(金) 17:21:07

【砦のような】
素敵な狩留家の集落を歩いて、砦のような位置にあるお寺に着きました。
ここが菩提寺であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』 一句鑑賞
●盛塩の開店準備夏の宵 かおる
7月14日 京都・祇園祭 と前書

季題は「夏の宵」。祇園祭には1週間かけて観に行った記憶があります。
如何にも祇園祭の様子が描けていると思います。
具象的なのがよいのでしょうね。

【植田】
お寺から眺めた狩留家の集落の植田。
綺麗であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』 一句鑑賞
●両岸に遊びの町や夏柳 かおる
7月16日 同前 と前書

季題は「夏柳」。京都の様子からすると、鴨川/高瀬川周辺の様子でしょうか。
「遊びの町」という捉え方が眼目でしょうか。

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姉の縫いぐるみ

  • 2011/06/16(木) 07:51:25

【新スーツ】
夏の賞与で一着スーツを調えさせていただきました。
明日の出張、明後日の面接はこのスーツで挑もうと存じます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●トランペッターといふ陽気な赤い薔薇 かおる
6月10日 慶大俳句吟行会 新宿御苑 と前書。

季題は「薔薇」。作者は本当に薔薇がお好きなようです。
作者の結婚の際にも薔薇に関する俳句が贈られていました。

「新居には大きな薔薇を置き給へ 祐之」などという句が印象的です。

さて、掲句はまたもや「ライトヴァース」的な印象を持つ明るい俳句です。
季題の重みと言うより雰囲気で詠まれた一句です。

【姉の縫いぐるみ】
実家での一枚。
兄の嫁が手作りしてくれた縫いぐるみとご機嫌良く遊んでいました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●茂りより舞ひ上がりたり蝶の恋 かおる
7月1日 房総のむら(7月4日 慶大俳句三田句会) と前書。

季題は「茂り」。こんな句もあったのですね。
ロマンティックな俳句です。ご本人もデート中だったのでしょうね。


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駐車場の紫陽花

  • 2011/06/15(水) 08:51:13

【駐車場の紫陽花】
駐車場に咲く紫陽花であります。
色が日に日に濃くなっております。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●尾を振りて蛙の顔をしてゐたる かおる
6月3日 下仁田(6月12日 夜鷹の会) と前書。

季題は「蛙」。対象をずけずけと詠んだ図々しい一句です。
「尾を振っている」という処に気が付いたのが手柄でしょうか。
上五が「て」で小さく切れているので、そこで読み手が蛙の顔へ焦点を移す時間が作られています。

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狩留家の清流

  • 2011/06/14(火) 14:51:23

【写真館】
狩留家の町を散歩。
静かな町です。こんな素敵な写真館がありました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●JRとつつじで描いてありにけり かおる
5月12日 (5月23日 慶大俳句三田句会) と前書。

季題は「つつじ」。句意明瞭ですね。
明るい作者らしい目の付け所です。
「ライト・ヴァース」でありましょうか。

【狩留家の清流】
こんな清流が民家の裏に流れています。
洗濯に使われている気配がありました。
頭上を芸備線の鉄軌が架かってをりました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●表まで聞こゆるピアノ月見草 かおる
5月29日 (5月30日 慶大俳句日吉句会) と前書。

季題は「月見草」。道具立てのしっかりとした俳句です。
特に上五の「表まで」で、家の佇まいが浮かんできます。
夕食のカレーの匂いなどもしてきそうです。

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