田島健一句集『霧の倫理』

  • 2011/06/26(日) 01:12:08

【鰻丼】
昨夜の夕食に鰻が出てまいりました。
暑い日々が続いていたので、これは嬉しかったです。
勿論味も大変結構でした。妻に感謝です。
20110626011208


【田島健一句集『霧の倫理』】
「炎環」などで活躍されている、田島健一さんの電子書籍としての句集。
下記HPからダウンロードしました。
http://moon.ap.teacup.com/tajima/

30句ばかりの句集ですが、言葉の斡旋が巧みで勉強になりました。
基本的には取合せで作られることが多い方ですが、季題に無理をさせていない句も多く、勉強になります。

以下印をつけた句を紹介します。

・雉子ここに何か伝えにきて沈む
→「雉子」の哀れさが伝わって参ります。
・雨の避暑地に飾られし日本刀
→「避暑地」で雨に降られるとやることないですね。手持ち無沙汰感が出ています。
・馬冷やす巷ふしぎな辻ばかり
→不思議な俳句ですが、「馬冷やす」と言う伝統的な季題が効いています。
・うつくしき朝日を値切る金魚売り
→「朝日」と言う金魚を売り手が値切ってしまっている。
夜店の怪しい様子でしょうか。
・くちぶえや霧の倫理に従うべし
→「霧」に「倫理」があると言い切られると、肯えるところがあります。
「くちぶえや」の上五の切り方も素敵です。
・真贋や鶴にしずかな日のひかり
→「鶴」と「真贋」は非常の良い組合せですね。上品に最後をまとめています。


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いつもながら幸せそうな食卓ですね。

独身者のこちらまで、
幸せが伝わってきます♪

●じゅんじゅん様

どうぞじゅんじゅん様も次のフェーズにお進みください。

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