「傘」第2号

  • 2011/04/27(水) 21:12:23

【躑躅】
町中に躑躅の光が溢れる季節がやってまいりました。
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【「傘」2号】
「カラカサ」の第2号を頂戴しました。
藤田哲史さんと越智友亮さんの若いお二人が出されている雑誌です。
「ライトヴァース」を特集しており、その観点で幾つかの俳句を分析しております。
なかなか、うまくまとまり難いテーマですが、精力的な取組に好感を持ちます。巻頭特集の佐藤雄一さんの詩は面白かったです。

一冊拝読してみて、結局「花鳥諷詠」には、ライトヴァースの要素も含まれているように思いました。
私も軽みを目指していますが、季題に詩情(余り無いけど・・・)の重点を置いているので、越智さんの定義の「ライトヴァース」には当てはまらないようです。
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さて、お二人の俳句ですが、余り感心しませんでした。
「ライトヴァース」のテーマに併せて、「内容と表現の軽み」を狙っているようですが、「軽薄な都市生活者の呟き」となってしまっているようでした。
これら句が、「若手の俳句」ともてはやされるようでは、若干困ってしまいます。

 印をつけた句をご紹介いたします。
 お二人とも若くして、俳句が上手ですので、もう少し普通に詠むことを意識されたら良いのでは?と思います。

●越智友亮「寒くなければ」14句より
・目に見えて海の広しや冬の安房
・根菜の切り口平ら春のくれ

●藤田哲史「黒」14句より
・セーターすかすか脱ぐとき部屋の見ゆるかな
・冷たさの鼻ふれあへり一の友

確かに「ライトヴァース」であります。


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