ドリア

  • 2011/10/31(月) 12:02:06

【鶏頭】
夕食会場で暫く待つ羽目になりました。
鶏頭の花が活けられておりました。結局、団体戦句会に参加することが出来ず、残念であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●柿の秋富士見ゆる日もありとなむ かおる
10月18日 夏潮湘南吟行会 ふるさと村

季題は「柿の秋」。秋日和の日だったのでしょう。ここから、もっと晴れ、空気が棲んでいれば富士が見える日もある。
ただ、今日は秋晴れなれど富士までは見通せない。
かつて江戸に富士見坂が数多ありながら、ついに最後の富士見坂(日暮里)から富士山が見えなくなるというニュースがありました。
http://fujimizaka.yanesen.org/shiryou1/shiryou1-1.html
良く晴れた一日、気分の良い吟行会だったのでしょう。
「柿の秋」というしゃれた表現が効果的です。

【ドリア】
今日は朝から出張です。
伊丹空港でのシーフードドリアのランチを頂きます。
20111031120206


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●引力の緩める空を散紅葉 かおる
10月22日 裏磐梯(10月24日 八千代句会)

季題は「散紅葉」。散紅葉の頃の晩秋の空を「引力が緩む」と詠いました。
散紅葉がたゆたう様子を詠んだのでしょう。
私は一寸どうかと思う比喩でした。ご本人はしてやったりと言うことでしょうか。
あと「緩める」か「緩まる」か、選択肢がありえます。
「緩める」だと他人事の感じがします。煩くはないです。
「緩まる」にすると今この瞬間引力が弱くなったとなります。

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一人遊び

  • 2011/10/30(日) 09:34:12

【一人遊び】
日曜日朝、一人で黙々と遊んでおります。
最近どうも仕事や、身の回りで些事が多くて記事や原稿が進みません。
「迷句集」の鑑賞もクローズさせたいのですが、中途半端なのでやむを得ません。
20111030093412


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●澄む水の名の梓弓末長く かおる
10月4日 石神主水さんご結婚

季題は「水澄む」。他の記事によると上高地でこの結婚式は行われたようです。
石神主水さんは『ラフマニノフ』の後書にも登場し、「夏潮」23年10月号の特集でも巻頭言を寄せている通り、前北さんにとってとても大事な先輩になります。

梓川は槍ヶ岳上高地から松本台地を通って信濃川に合流します。
http://www.kumagaya.or.jp/~tarai/azusagawa.htm
万葉集にも出てくる巫女さんらが占いで用いる「梓弓」と掛けています。
大変上品で結構な祝句ではないでしょうか。

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運動会

  • 2011/10/29(土) 16:41:08

【運動会】
保育園の運動会を見学しました。
一歳児から参加しているようです。
20111029164108


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●冠着の次が姥捨月今宵 かおる
10月3日 姥捨

季題は「月」。姥捨はいわずと知れた名月で有名な土地です。
千枚田を見ると涙が出てきます。
松本方面からは冠着(かむりき)−姨捨と駅が続きます。
姨捨に向かい上って行く列車の車窓に名月が上がっていきました。
ああ、そういえばもう直ぐであの姨捨。
作者はこの後、姨捨で降り、千枚田から名月を見上げたのでしょうか。


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西原天気句集『けむり』

  • 2011/10/29(土) 13:24:04

【けむり】
西原天気句集『けむり』西田書店
自由闊達な詠み振りが楽しい第一句集です。
例によって、「夏潮」のホームページ「汐まねき」にて紹介させて頂いております。
よろしければご覧下さい。

http://natsushio.com/?p=2267

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作者から御恵贈頂きました。誠に有難うございます。

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乾杯

  • 2011/10/28(金) 18:04:34

【夜デニ】
今日は夜デニになってしまいました。
最近勉強をしております。誠に遺憾です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●鶏頭の織り上がりたる深紅かな かおる
9月24日 ミクシィ句会

季題は「鶏頭」。鶏頭の写生を徹底していたところ、「織り上がる」という中七にたどり着きました。
鶏頭のびらびらの質感を出すことに成功していると思います。

【乾杯】
藤沢で乾杯をしています。
長い長い夜になりそうです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●みどり児の瞳の潤み鰯雲 かおる
9月24日 同前

季題は「鰯雲」。まだ御自分のお子様は生れていないのでしょうか。
もしかするとお子の誕生を予感しているのでしょうか。
嬰児の瞳は常にぬれています。人間の瞳は濡れているものですが、嬰児のそれは、特に濡れているのでしょう。
そこから、鰯雲への発想。ちょっと此処まで無かったタイプの俳句です。

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蕎麦の花

  • 2011/10/27(木) 02:59:08

【蕎麦の花】
こんなに白い蕎麦の花が咲いておりました。
少しピンクが入っていたりしています。
可憐かつ、心安らぐ風景です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●貝塚の断面展示昼の虫 かおる
9月14日 三田吟行会

季題は「昼の虫」。三田は坂が多く、古代は海または湿地帯であったと考えられます。
坂の上には古くからの集落があり家を建てていました。坂を下って湿地帯に水田を作ったり、魚を取っていたりしていたと考えられます。
東大の近辺の「弥生」町から出土した遺跡跡をもって「弥生時代」と名付けられているのは、「ブラタモリ」的な話です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063527239/kousyoujuge00-22/ref=nosim/

三田もそのような一角であったのは間違いありません。
貝塚の屋外展示があったのでしょう、そこに昼の虫。
昼の虫は古代から変らぬ音色を奏で続けていた、という鑑賞でしょうか。
分らなくはありません。
「昼の虫」と言う、乾いているのか湿っているのかはっきりしない季題を用いています。

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木枯1号

  • 2011/10/26(水) 19:04:05

【木枯1号】
今日は寒かったですね。木枯1号が吹きました。
近くのカラオケ屋の怪しいネオンをお届けします。
昨夜は、上司のやけ酒に付き合わされた挙句、子供に2時間ごとに蹴られて目を覚ましていたので、大変眠くあります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●霧の果てより山彦の声返る かおる
8月30日 同前

季題は「霧」。霧が濃いなか、山彦が帰ってきた。山彦がぶつかったであろう場所を「霧の果て」と捉えたところが手柄でしょうか。

理知的過ぎると私は思いました。「上手く詠んだよね」という作者のドヤ顔が見えすぎてしまっています。

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秋の川

  • 2011/10/25(火) 20:25:04

【曼珠沙華】
曼珠沙華が林一面に広がっていました。
先日の台風の影響でしょうか、大木が根方から折れていました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●恋人になる気も少し揚花火 かおる
8月23日 前日、八千代ふるさと親子祭花火大会(ミクシィ句会)

季題は「花火」。打上花火を見に集まった中に、丁度頃合の良い男女のカップルが居たのでしょう。
揚げ花火を見上げつつ話をしている二人を見ていて、作者は恋の予感がしたというわけです。
自分ではなく他人の句なんでしょう。面白い視点の一句です。

【秋の川】
秋の川への木漏れ日が美しかったです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●皺ませて秋水を吸ふ瀬口かな かおる
8月29日 夏潮稽古会 志賀高原・石の湯ロッジ

季題は「秋水」。瀬口というものを良く描きました。流れがきゅっと狭くなり速くなっているのですね。

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彼岸花

  • 2011/10/24(月) 13:47:04

【秋空】
秋らしいがありました。
雨が心配された週末ですがまずまず良い天気になりました。
20111024081605


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●砂入りの吸殻入れや浜おもと かおる
7月19日 同前

季題は「浜おもと」、「はまゆう」のことです。
海水浴場の吸殻入れでしょうか、そこには火を消すように砂浜の砂が入れられた居たのでしょう。
その横に、べろんと咲く浜木綿。
何か、日盛りの頃の盛りの海水浴場というより少し盛りを過ぎたような、退廃的なイメージがします。

【彼岸花】
先日、彼岸花の群落を見ました。
彼岸花というとイメージが先行してしまい、なかなか句にするのが難しいです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●穂芒に風速十五センチほど かおる
8月28日 夏潮稽古会 志賀高原・石の湯ロッジ

季題は「芒」。芒の穂が風に揺れていました。その速さを一瞬で作者は「風速十五センチ」と感じたわけです。
時速に直すと0.9キロ/時 そんな遅いわけないと思いますが、
芒の高さと揺れ幅からそのように直感的に感じたわけで、読み手としてもそうかもしれない、と思わせてしまうところが俳句の面白さではないでしょうか。

もたもたした落着かない下五なんかも、穂芒の微妙な揺れ方とマッチしていると思います。

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三冠の日に

  • 2011/10/23(日) 19:59:04

【独り遊び】
昨日は片道2時間かけて、父子で去るお宅にお邪魔してきました。
お兄さんお姉さんに囲まれつつ、なかなか黙々と遊んでおりました。保育園に通っているからでしょうか。
20111023081604


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●山の雨去りて残照月見草 かおる
7月1日 夏潮池袋句会

季題は「月見草」。山に咲く月見草の様子を読みました。
夕方の雨が上がってみると、日が差してきた。その残照のなか、月見草が花開いて来たという訳です。月見草の色の黄色が浮かんできます。

【福三】
久しぶりの広い動物園内名物の焼きそば屋です。
日本で一番赤鉛筆が似合う焼きそば、と言って過言ではないでしょう。
20111023134620


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●石楠花や雲の上なる御中道 かおる
7月17日 11〜14日、林間学校、富士に行く(八千代句会)

季題は「石楠花」。
「御中道(おちゅうどう)」は富士山の周遊路。
下記HPによると、「御中道」とは、富士山中腹の標高2,300m〜2,800mを通って一週する約25kmの小径です。
富士講の信者が巡拝し、富士山に3回以上登頂経験のある者にのみ許された最上級の修練の道だと伝えられています。
http://landing.fc2web.com/otyudou/fujiotyudou.htm

ということで、そんな場所にも石楠花は咲いていたのですね。
林間学校でそんな標高の高い場所に行くとは知りませんでした。
私の頃は箱根くらいでお茶を濁していたと思います。スパルタの学年ですね。


【三冠】
三冠馬誕生に向けたレースが京都で始まろうとしている場面。
オルフェーヴル号と関係者の皆様おめでとうございます。
4角で勝ちを確信する圧倒的強さでした。文句なしの三冠馬誕生です。
20111023195904


前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●日蓮の眉の太々凌霄花 かおる
7月19日 夏潮湘南吟行会 妙本寺

季題は「凌霄花」。
妙本寺に日蓮上人の像があります。日蓮上人の眉の太さと凌霄花のあくの強い色合いが上手くマッチしていると思います。
吟行会に参加していましたが、最初は良く分りませんでした。
句集に載せられてみると、なるほどと思います。

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