小諸の蕎麦

  • 2011/07/31(日) 13:39:08

【旗】
お馴染みの日盛り会の旗です。
「り」の送り仮名がないと怪しい集団に見えてしまいます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●教壇に上りてはづすマスクかな かおる
12月14日 と前書。

季題は「マスク」。風邪気味の教員である氏が教壇に上がり、授業する段になりつけたままでは声が出にくいし、口元が上手く動かないので外した。
教師の実感が伝わってきます。
教員らしい視点で詠み上げた一句。
こういう句は類句類想に捉われず、大事にしていきたいですね。

【小諸の蕎麦】
シンポジウム前に腹ごなしをしました。
お陰で夜盛り会まで腹持ちしました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●三猿の如くに縁に冬の雨 かおる
12月31日 湖東三山 と前書。

季題は「冬の雨」。三猿は「みざる、きかざる、いわざる」のことです。
どこの寺社もそうだと思いますが、年始からは初詣客でにぎわいますが年末は非常にさびしいです。
湖東三山の場合、冬の琵琶湖の気候で雪や時雨のようなものも降ってくるでしょう。侘しい一句です。

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日盛り会2日目

  • 2011/07/30(土) 18:39:20

【朝のスナック】
朝宿から駅へ向かって坂を降りてきました。
土曜日の朝のスナック地区の入口の様子。
心なしか、青蔦もセクシーであります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●炭頭とろけてきたる火力かな かおる
11月23日 天龍村・あしかが と前書。

季題は「炭」。天龍村は今は浜松市に合併されてしまっているかもしれませんが、浜松の北部の山岳地帯に広がる村です。
炭の様子を丁寧に写生しました。炭がその能力を最大限に発揮しているとき、その炭頭が蕩けているようであったというわけです。

【俳諧電車出発】
小諸駅から俳諧電車出発します。
普通の句会よりだいぶ人数が多いです。
イヴェントを楽しみませふ。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●炉の縁に膳を溢れし皿小鉢 かおる
11月23日 同前 と前書。

季題は「炉」。伝統的な季題です。
山の宿で食事が素晴しいのでしょうか。もしかするとお膳自体が少し小さいのかもしれません。
何れにせよそのお膳を溢れた皿や小鉢が炉の縁に並べられている。
もてなしの様子が的確に物を通じて描かれています。

【列車句会】
昨年と同じで一日目ほぼスコンク→二日目爆発でした。
夏潮勢も好調。列車の旅といえば負けるわけにはいきません。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●冬の蠅うるさくなりて打ちにけり かおる
11月26日 と前書。

季題は「冬の蠅」。最盛期に比べてまだまだ生き延びているしぶとさと哀れが混じり行った季題です。
うーん、説明の気がしますが。。。

【懇親会二日目】
そうそうたるスターが勢揃いでした。
このメンバーを中心に行われたシンポジウムも素晴らしかったです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●校門の銀杏のクリスマスツリー かおる
12月14日 と前書。
季題は「クリスマス」。近代以降季題となりました。
これもおいてある場所をそのままですが、相当類句がありそうです。
何故、この句が収録されているのか理解に苦しみます。
句会に出てきたら、採ってしまうかもしれませんが。

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こもろ日盛り俳句祭その1

  • 2011/07/29(金) 18:36:09

【「夏潮」第5巻】
第5巻が始まりました。
表紙が相変わらず素敵です。
HPも刷新されますので是非ご覧下さい。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●影もろとも舞ひ込んで来し秋の蝶 かおる
10月19日 大船フラワーセンター

季題は「秋の蝶」。上五の表現がなかなかロマンティックではありませんか。
一寸ある情緒に頼りすぎている面は否ませんが。

【虚子旧居】
何だかんだありましたが、今日から小諸へ来ております。
家族の理解があってのこと、大変感謝しております。

宿が坂之上の国道沿いなので荷物をおいて、坂を下りる形で旧北国街道へ出て、まずは虚子庵を訪問。
今年は小諸の町を散策する時間がありそうに無いのが残念です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●スコールに呑み込まれたる船遊 かおる
8月3日 同前(※筆者注:新婚旅行) 西表島 と前書。

季題は「スコール」。虚子が制定した南方季題ですが、昨今の日本の熱帯化を思うと先見の明があったのでしょうか。
これも季重なりですね。
大きなスケールで南方の景を詠み込みました。これくらい大らかでよいのではないでしょうか。

※一句抜かして鑑賞してしまいました。
まことに申し訳ありません。


【初日懇親会】
日盛り会初日の懇親会の様子。
今年も素晴しい俳人の方がスタッフとして手伝って頂いております。
一部の方は、「先生」として来られていると勘違いされていますが、皆様手弁当で全国の俳句愛好家のために「お手伝い」して頂いておるのです。
大変ありがたいことです。この後、この幾人の方と「夜盛り会」へ繰り出しました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●シャッターを切るメロディーや秋桜 かおる
10月19日 同前(※著者注:大船フラワーセンター) と前書。

季題は「秋桜」。携帯電話で写真を撮っているのでしょうか。シャッター音が着信音のようなメロディであったということ。
写真を撮るという行為がどんどんお手軽になってくる。
そんな現代の軽みを、「秋桜」という季題に託して詠みました。

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阿波踊り

  • 2011/07/28(木) 20:36:13

【義塾】
作夕、故あって近くを通りました。
入口のぼろい語学校舎が建替り、大変なことになっておりました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●掛稲のひと雨浴びしところなる かおる
10月12日 同前 と前書。

季題は「掛稲」。収穫の季節を向かえ、田原のあちこちに掛稲の風景が広がっている。
そこに通り雨がざっと降ってきた。雨を浴びて色の濃くなった掛稲。
豊かな秋を詠いました。下五の「ところなる」に実感がこもって降りましょうか。


【阿波踊り】
日曜日は地元で一年で最大のイヴェントの阿波踊りがおこなわれました。
節電ということで夕方の2時間だけ開催と寂しい限りでした。
まぁ時節柄短縮も理解できますが、祭は夜店出して盛大にやった方が良いと思います。

それでも、娘は大変楽しそうに見ていました。
最近は、踊りのリズムで抱っこするとはしゃぎます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●鶏頭の珊瑚のやうに紅に かおる
10月16日 と前書。

季題は「鶏頭」。久しぶりの「如く」「やうに」俳句です。
第2章では、初めての登場です。
紅いと言うことを言い切ったところが、まずまず良いと思います。



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日盛りの汽車

  • 2011/07/27(水) 03:39:19

【日盛りの汽車】
また蒸し暑さが戻ってきました。
某駅で電気機関車が止まっていました。
この運転台というのも相当蒸し暑いことでせふ。
お仕事ご苦労さまです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●同じ色同士で群れてコスモスは かおる
10月12日 天竜浜名湖鉄道 と前書。

季題は「コスモス」。天竜浜名湖鉄道とは浜名湖の北側ぐるっと回る路線です。
当然ながらなかなかのローカル線であります。
コスモスが群れている様子を見ていると、同じ色同士でつるんで遊んで群れているように見えた、ということでしょう。
こういう大掴みの把握が氏の魅力であり、師から引継いでいることなのでしょう。

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草門帳Vol.5

  • 2011/07/26(火) 15:12:10

【黄色を囲み】
まだまだ苦労人、カデル・エヴァンスが勝ち取ったツールの余韻に浸っております。

最終ステージパリシャンゼリゼでゴール後チームメイトと喜びを分かち合うエヴァンス。

一年前、マイヨ・ジョーヌを獲得しながら、翌日肘の骨折を隠して走り、マイヨ・ジョーヌを失った際、伴走してくれたチームメイトと泣き合ったシーンを思い起こし、これまた涙。涙。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●霧帯びて梅鉢草の咲きにけり かおる
8月19日 惜春稽古会 志賀高原・石の湯ロッジ と前書。

季題は「梅鉢草」。季重なりのようですが、この句の場合「霧」は一つの背景に交替していると考えられるので、「梅鉢草」が明確に季題です。

梅鉢草とは、一度ご覧になられた方は良く分かると思いますが大変綺麗な花で、はっきりと咲いております。
そこに薄い霧が掛かってきた。
それを梅鉢草の地面すれすれのところに「帯」をなしていると詠み、ロマンティックな句となりました

【草門帳Vol.5】
連句の方から頂戴いたしました。
毎日少しずつ読ませていてだいております。

人と競うのでは無く人の句を読んで感嘆しつつ、皆で一巻を構築していく訳です。
「座」の文学と言うのはこういうことを言うんだと改めて実感。
自分の句会での態度も改めていこうと思います。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●口紅の落ちてをりけり秋の浜 かおる
10月5日 伊良湖 と前書。

季題は「秋の浜」。当然「夏の浜」の賑わいと対比して読むことになります。
どういう理由か知らないが、口紅が一つ秋の浜に落ちていた。
そんな高い口紅ではないのでしょう。
その汚れ方からして、時間も大して経っておらず何か気になった。
「秋の浜」の静かな様子からなにか「徒ならぬこと」を背後に感じさせる一句。

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ツール果つ

  • 2011/07/25(月) 22:06:30

【ツール第21ステージ】
第98回目のツールもいよいよパリシャンゼリゼでゴールを迎えました。
最後のスプリントはカヴェンディッシュが圧勝!ツール5勝目。パリシャンゼリゼでは4連勝。
マイヨ・ヴェールを確定させました。

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そして総合表彰台はエヴァンスがシュレック兄弟を従えて中央へ。
素晴らしい光景であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●島洗ふ大雨も見え雲の峰 かおる
8月2日 新婚旅行 石垣島 と前書。

季題は「雲の峰」。いかにも南方の島らしい光景を捉えました。
一つ向こうの島は目で捉えられる範囲。石垣島から見る竹富島何かでしょうか。
島を洗うような驟雨。新婚旅行の作者を祝福しているかのようであります。

【ツール果つ】
ツールも最終日でした。
最終日のスタート地点では4賞ジャージが勢揃い。
向かって左から
「山岳賞」サミュエル・サンチェス
「スプリント賞」マーク・カヴェンディッシュ
「総合」カデル・エヴァンス
「新人賞」ピエール・ロラン
の4名。その後ろに21日間を戦い抜いた男たちが連なります。

結局スプリントポイント賞の「マイヨ・ヴェール」のカヴェンディッシュを初めとして全員がジャージを守りました。

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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●全島のライトダウンに星祭 かおる
8月10日 同前 と前書。

季題は「星祭」。七夕の夜に「牽牛」「織女」を祀るお祭のこと。
この場合、旧暦の七夕だったのでしょう。
光を落とした島、晴れ渡った夜空にきらりきらりと天の川が通っています。

「星祭」というロマンティックな季題が大変効果的です。お幸せに!

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エヴァンス

  • 2011/07/24(日) 21:27:09

【フェンス】
ツール第20ステージ最終決戦個人TTは残念ながら寝落ちてしまい、
肝心な場面を見逃しました。
ここまで、我慢のレースを続けた総合3位カデル・エヴァンス選手が、アンディ&フランクのシュレック兄弟を逆転し、マイヨ・ジョーヌを奪い取ったようです。
ここまで、散々ツキの無かったエヴァンスですが、遂に頂点に達しました。


寝室(子供部屋)とリビングを隔てるフェンスに何回も突撃してきます。
相当気になるのでしょう。いつまで持つものでしょうか。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●踊り手の炭坑節に増えたりな かおる
7月15日 遠州大念仏 と前書。

季題は「踊」。炭坑節に曲が変わった途端に踊り手の数が一気に増えてきたということです。
誰もが耳にしたことがある陽気な炭坑節。下五の「増えたりな」に技があります。

【エヴァンス】
第20ステージで大逆転を果たした、カデル・エヴァンスの優勝記者会見。
マイヨ・ジョーヌを本当に嬉しそうに着ています。
苦労人が今回慎重に慎重に3週間を戦い勝利を得ました。
素晴らしくクレバーな戦いぶりが印象に残りました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●ウエディングパーティーを載せ遊び船 かおる
7月28日 7月27日、結婚披露宴 と前書。

季題は「遊船」。ご自身の結婚披露宴かその二次会を船を貸切って行われたようです。
氏らしい大変優雅な披露宴だったのでしょう。

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「俳句界」8月号

  • 2011/07/23(土) 09:12:07

【ツール第19ステージ】
ラルプ・デュエズの決戦は、感動のステージでした。
21時過ぎに帰宅後から、娘の世話をしつつテレビの前に釘付けでした。

レースはスタート直後からコンタドールがアタック。アンディがチェックで入り、エヴァンスは何とメカトラブルで1分以上遅れたりしました。

昨日のゴールガリシア峠を上り、下りも見せ場たっぷり。
そして、ラルプ・デュエズの上りへ。

これまで、マイヨ・ジョーヌのヴォクレールをアシストしながら力を見せ付けていた、ローラン選手がラルプ・デュエズで勇気を持って仕掛け、一度コンタドールに交わされながらも差し返して優勝。
新人賞ジャージも獲得しました。
沢山のことが起こり、コメントに困ってしまいます。

コンタドールも終始攻めの姿勢、諦めない姿勢には目頭が熱くなりました。
総合はアンディ・シュレックが獲得。3位のエヴァンスとは57秒差。
明日の第20ステージ、タイムトライアルでの決戦となります。

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アンディは本当に人気があります。
明日のTTでエヴァンスと決戦です、負けた方は通産3度目の総合2位と言う羽目になります。
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上にも書きましたが、コンタドールの諦めない走りには心が揺さぶられました。私も心して日常生活に望みます。
文句なしに今日の敢闘賞はコンタドールです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●十薬のしづかに待てる文化祭 かおる
6月14日 と前書。

季題は「十薬」。文化祭とは秋になるものと思っていましたが、この学校では初夏の頃に開催するのですね。
「十薬」との意外な取り合せが面白いのでしょうか。
「しづかに待つ」と言う比喩があまりに俗かもしれません。

【「俳句界」8月号】
こちらにも、大変緩い5句を発表してしまいました。
反省をしております。
ゴールデンウイークのどたばたの中で遭遇した実景であるとだけ、申し添えておきます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●肌脱やウェットスーツ袖垂らし かおる
7月12日 伊豆・大瀬崎 と前書。

季題は「肌脱」。上半身を露に、下半身からウェットスーツの袖が垂れているのでしょう。
「肌脱」は涼むために上半身を露にしていることが本意なので、素潜りなどの休憩しつつ昼食を取っているような場面でしょう。

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吹かぬ噴水

  • 2011/07/22(金) 23:18:18

【ツール第18ステージ】
100周年を迎えた、ガリビエ峠がゴールです。
総合争いに動きがありました!一つ前の超級の峠から長距離逃げたアンディ・シュレックが、後ろでエヴァンス以下ライヴァルが牽制しあっているうちに差を広げて見事な独走ゴール。
前々日の下りで失った1分を取り返し総合2位へジャンプアップ。

マイヨ・ジョーヌはヴォクレールが、何とか15秒差で守りました、ゴール時のガッツポーズとゴール後の疲れた表情が印象的でした。

アンディが総合2位、フランクが総合3位に上昇、コンタドールは最後の登りで送れて1分余りタイムを失ってしまいました。

明日は、いよいよラルプ・デュエズ(ALPE-D'HUEZ)の決戦が待ち構えております。
TT強い総合4位エヴァンスとアンディの差は一分あまり。サストレ対エヴァンスの決戦となった2008年のツール(私が初めて生中継を見た年)の再現であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●凧落としてへたりこみたり笑ひたり かおる
5月4日 浜松祭 と前書。

季題は「凧」。即物具象で宜しいと思います。

【吹かぬ噴水】
いつもの公園の噴水は夏になって止まってしまっていました。
「節電」「節水」の影響でしょうが、一番大活躍するべき季節がやって来たのに皮肉であります。
水を噴かぬ噴水と言うもより景を暑苦しくさせてくれます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●お祭のらつぱ輪唱して止まぬ かおる
5月4日 同前 と前書。

季題は「祭」。祭りの賑わいを具体的に捉えましたか。
「らつぱ」が「輪唱」して「止んだ」というのが良く分かりません。
どんな光景なのでしょうか。

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