久し振りに

  • 2011/06/01(水) 09:15:04

【緑】
相変わらず緑ですなぁ。
腹が立つ調整が続いたせいか、最近ちょっとお腹が痛いのです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●メデューサのかうべにも似て雪柳 かおる
3月27日 と前書

季題は「雪柳」。句意は一目瞭然です。雪柳の白い垂れっぷりを
メデューサの頭と喩えられました。
そんなものでしょうか。

【残業】
久しぶりに仕事がタフな日々です。
今夜は実に冷たい風が吹きます。  
鼻詰まりが喉と頭に来たらしく用心が必要です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●こればかりの灯では足らざる花盛り かおる
4月6日 と前書

季題は「花」。夜桜を詠んだのでしょう。
もっと明りをもっと明りを、まさにその桜の花盛りの一瞬と出会い捉えきった表現だと感じ入ります。
「かばかりの灯では足らざり花盛り」とするとわざとらしいでしょうか。
上五を字余りにして勿体振って見せたということでしょう。

【久し振りに】
今日は実に久し振りに井の頭線に乗ります。
中央線はトラブル続きで遺憾です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞

●憑き物の落ちし如くや風車 かおる
4月9日 増上寺(4月17日 夜鷹の会) と前書。

季題は「風車(かざぐるま)」、風をイメージするものは春の季題になると習いました。
増上寺の境内にはたくさんの子供地蔵が並べられ、風車が挿さっております。
明るく回っている風車に潜む、「逆縁」や「水子」など辛いイメージ。
ある一つの風車の様子を眺めていると、他よりくるくる回っている。まるで壊れたか、憑き物が落ちたやうに。

季題と「憑き物」の距離が近すぎるというご指摘あるかもしれませんが、徹底して季題に接近して句を詠むことも修業時代には涵養であろうと思います。
習作時代に妙に距離感ばかり気にするのは良くないと思います。
俳句コンクール向きではありますが。

【見附】
夕刻の見附には、何となくロマンというものがありませぬか。 
私は仕事に疲れ客先より会社へ戻ってまいります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●大将の墓どかとあり夏木蔭 かおる
5月5日 慶大俳句吟行会 武蔵野 と前書き。

季題は「夏木陰」。
武蔵野ということで多磨霊園か何かでしょうか。
とにかく「大将」と呼ばれた方のお墓がありました。
それが実に立派であったということです。
生前威風堂々とし、権勢を誇った方なのでせふか。
一方、霊園では周辺の木々が成長し夏木陰を作っている。今では墓参の人も少なく静かにお墓があるのでしょう。それでもどっしりとしているのは変わらないわけです。
「どかとあり」という表現がもうちょっと何とかならぬものかとも思います。

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