梅雨の朝

  • 2011/05/31(火) 07:09:28

【梅雨の朝】
昨夜はひどい風でした。梅雨とは云え、北風が吹いていたのでは?
梅雨の朝はさすがの朝焼けです。
今日はどのような天気になるでしょうか。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●子供等の吉野ことばのあたたかく かおる
3月21日 東吉野 と前書。

季題は「あたたか」。
前の記事の熊野合宿の帰りは、十津川経由東吉野に入りました。
大変素晴しい氏のドライビングに私は助手席で暢気にしているだけでした。
掲句は吉野と言う地名から、どうしても南朝以来の歴史が浮かんできます。
特に「熊野」の国から「遠つ国」=「十津川」を経由して吉野の里へ降りてきた作者には、吉野言葉
が雅かつ「あたたか」に感じられたのではないでしょうか。
上五の「子供等の」も全て平仮名にするくらいでよかったかもしれません。

因みに同時期に生れた作品として
☆近鉄の特急が過ぎ春田かな 祐之
と言う作品を記憶しております。

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「夏潮」6月号

  • 2011/05/30(月) 22:09:07

【「夏潮」6月号】
6月号が届きました。
素晴らしいのか分からない句が巻頭を飾っておりました。
誠におめでとうございます。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●うららかにしの字を描き那智の滝 かおる
3月18日 慶大俳句合宿 熊野 と前書。

季題は「うららか」。下名が素晴しい幹事を務めた熊野合宿での作品。
虚子が春に「瀧」を詠みましたが、氏は季題「うららか」を用いて、高らかに熊野の那智の瀧を斯く様に詠み上げました。
眼目は「しの字」ですが、「言い切ったもの勝ち」と言う印象があります。

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朝ミルク

  • 2011/05/30(月) 07:15:17

【朝ミルク】
朝から大量のミルクを飲まれました。
来年のダービーに出走する勢いであります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●春の灯の灯りて闇の生まれけり かおる
3月4日(3月16日慶大俳句三田句会) と前書

季題は「春灯」。艶やかな雰囲気を持つ季題です。
逆説的なものの言い方がもったいぶっていますが、ある雰囲気を醸し出すのには成功をしているでしょうか。

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ダービーデー

  • 2011/05/29(日) 13:33:14

【鎮守】
鎮守の神社です。
大変結構な佇まいでございます。
関東地方も早くも梅雨入り、ダービーデーを前に寂しいかぎりです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●世の塵を被つてゐたる椿かな かおる
2月25日(3月9日 慶大俳句三田句会) と前書

季題は「椿」。椿が咲く頃は埃が立ちだす季節です。
その埃を「世の塵」と大げさな表現をしました。
それが成功でしょうか、失敗でしょうか。私は寂しくなってきました。
作者も卒業を近くしてアンニュイな気分になっていたのでしょうか。
一歩踏み込んだ写生を会得する為のある段階にある句だとと思います。

【ダービーデーの昼食】
東京優駿当日の昼食は、鯵の干物と野菜のみそ汁でした。
大変おいしく頂戴いたしました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●まつさらに広がつてをり春の海
2月29日(3月9日 慶大俳句三田句会) と前書。

季題は「春の海」。珍しくゆったりとした句柄の俳句です。
こんな俳句もあったのですね。太平洋の春の海です。まつさらといって穏やかな様子を描き出したということでしょう。


【初ダービー】
週末は強い雨ということもあり、室内で東京優駿・日本ダービー観戦となりました。
父娘ともに大興奮で、新聞はぐじゃぐじゃであります。
お蔭様でパドックで予想を変えて、3年連続で的中となりました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●水草生ふ今にも泳ぎ出しさうに かおる
3月1日(3月13日 夜鷹の会)と前書。

季題は「水草生ふ」。春の訪れを水の上で一足早く見つけて喜ぶことがあります。
その喜びを「泳ぎ出し」さうだと詠まれたようです。
そんなものでしょうか。

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外出

  • 2011/05/28(土) 17:27:14

【切れたる橋】
不思議な歩道橋です。
なかなか哀れを催します。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●落椿ひつくりかへり土を舐め かおる
2月17日(2月23日 夜鷹の会)と前書

季題は「落椿」。面白い写生です。中七の緩んだリズムを下五がしっかり受け止めています。
余韻があります。

【外出】
全く熱が無くなり、無事に予防摂取も済ませました。
隣町のデパートへ買い物に来たところ、南口の俳諧の大先輩殿と偶然出会いました。
現在ミルクを飲んで大人の夕食にお付き合い頂いているとことです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●保母さんの独りのつぽや青き踏む かおる
2月21日(3月2日 慶大俳句三田句会)と前書。

季題は「青き踏む」。「野遊び」より現代的に捉えられることが多いと思います。
この句は「のっぽな保母さん」を言うことで、「沢山の子供たち」の様子を上手く詠み上げているところが手柄でしょうか。


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熱あるの?

  • 2011/05/27(金) 12:51:19

【桐の花】
桐の花が綺麗に咲いていました。
青い空と少しくすんだ紫色が不思議な感じです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●初明り膨らんできて初日かな かおる
2000年1月1日 茨城・御前山(1月11日 夜鷹の会) と前書。

季題は「初日」。初日の出を観に行かれたときの光景。横にうっすら出た明りに幅が出て、初日の出になると言う様子をかくいう風に詠み上げました。


【熱あるの?】
昨夜から少し熱っぽかったですが、下がってきたので、いざ保育園に連れていったら熱があり返されました。
仕方なく家に連れ帰り、嫁が戻って来る迄ミルク飲ませたりして遊んでいましたが、熱はすっかり下がったように思われます。
なかなか、狼狽させてくれる娘です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●怒髪天を衝くが如くや大枯木 かおる
1月31日 (2月10日 慶大俳句 逗子)
季題は「枯木」。これまた「如く」俳句であります。
見立てはまずまずですが、この句の場合は「如く」は不要ですね。せっかくの勢いを削いで妙に俳諧チックになり損をしました。

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紅き薔薇

  • 2011/05/26(木) 17:51:25

【薔薇園】
薔薇園です。実にたくさんの薔薇が咲いています。
大阪はこれで無料というのですから、器量の大きさが分かります。たくさんの園児で賑わっていました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞

●緞帳の如くに銀杏散りにけり かおる
12月18日 三田、と前書。
季題は「銀杏散る」。またまた「如く」俳句です。

真っ黄色の緞帳があるかどうかわかりませんが、質感艶感がそうであると言えますか。真っすぐな比喩で捻りが無いのもまたよろしとしましょう。

【紅き薔薇】
引き続き無料の薔薇園より。
紅色の薔薇が朝日を受けて輝いておりました。
大変結構であります。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●凍星やショスタコーヴィチ聴いてきし かおる
12月21日 と前書

季題は「凍星」。氏のブルジョワ交響曲趣味が遺憾無く発揮された一句であります。
「スターリン賞」を受賞したショスタコヴィッチの荘厳で激しい音楽に震えて外に出てみると凍星が眩しかったということ。
まぁ分かる人には分かるという感じでしょうか。

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薔薇日和

  • 2011/05/25(水) 21:54:09

【こちらも薔薇】
昨日の大阪は雨が止んだ後で気持ちの良い風が吹き渡っておりました。
薔薇も気持ち良さそうに吹かれていたのでしょう。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●寒灯下愚痴めいてきし講義かな かおる
11月17日 三田(12月8日 慶大俳句三田句会)
季題は「寒燈」。
中七の表現が見事です。こちらも気が滅入ってまいります。これも場面をうまく切り取りました。
上五中七にも切れのあるような無いような感じが、ぼそぼそした講義とマッチングしていると思います。

【西の若葉】
当地の朝は大変気持ち良い風が吹いていました。昼から暑くなりそうです。
楠も西の方が少し明るく見える気がします。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞

●山茶花の咲き振りの垢抜けぬこと かおる
11月21日 と前書。

季題は「山茶花」、咲き振りがどうにもパットしない花です。
それをヌケヌケと述し点が眼目です。句跨がりも効果的です。
「だからどうした」と責め立てられると辛いのですが、これが彼の個性であります。

【薔薇の畑】
朝早く起きて宿周辺を散歩。
見事なまでに薔薇が咲き盛っていました。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●鳰手品の如く現れし かおる
11月27日(12月8日慶大俳句三田句会)と前書。

季題は「鳰」。読んで字の如くと言う感じです。
鳰の沈んで浮かんでくる様子を手品のような鮮やかさを感じたと言うことでしょうか。
鳰の水に沈んで浮かぶスピード感と言うのが分かります。

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雨の管制塔

  • 2011/05/24(火) 12:03:29

【薔薇の季節】
町中に薔薇があふれる季節がやってまいりました。
最近の雨で崩れてしまうのでは無いかと心配であります。
今日はこれよりご出張です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●曼珠沙華精根尽きてゐたりけり かおる
10月7日(10月13日 慶大俳句三田句会)と前書。

季題は「曼珠沙華」。曼珠沙華が咲き終わり朽ちた様子を斯様に詠み上げました。
いかにもぐったりと言う様子を中七・下五で畳み込むように詠いました。結構だと思います。
前の句よりも月並みではないと思います。「ゐたりけり」の大げさな感じが良いのではないでしょうか。

【雨の管制塔】
昨日に引き続き冷たい雨が降っています。
例年より梅雨前線の進出が早いようです。週末のダービーも雨模様とのこと。

出張に行く為に寄った、羽田空港の管制塔も雨中では元気がなさそうです。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●満腹や皿に残れる唐辛子 かおる
10月7日 同前 と前書
季題は「唐辛子」、確かにこういうことはありますね。満腹の満たされた目で見る唐辛子はさぜ眩しく転がっていたのでしょう。
ここまで、ちょっと軽みの俳句が続きすぎていますね。
時系列順の配列なので仕方ないのでしょうが。

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青葉濃し

  • 2011/05/23(月) 15:00:07

【和朝食】
今朝は和朝食でした。青葉寒の朝に味噌汁はあたたります。
子供の世話で二人でバタバタですが、妻に感謝です。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●先駆けの雨夕立に呑まれけり かおる
8月26日 と前書
季題は「夕立」。大学生の頃は非常によくこの季題を使いました。
三田の部室から見る狭い中庭に降る夕立や、古い語学棟からぼぉーっと、夕立を見て今日は何処に誰と呑みに行くか、と考えていたことなどなど思い出します。

この一句は、夕立の前の「ぽつぽつ」と「ぴしぴし」が遅れてきた夕立に変ったということを、「呑まれた」と詠んだところが手柄でしょう。
類句類想はあるかもしれませんが、これこれで確かな詠み方だと思います。


【青葉濃し】
今日は亡父の件で隙間時間に御茶ノ水に寄りました。病院は大変混んでいました。月曜日ですからね。
御茶ノ水堀の緑はぐんぐん濃くなっております。
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前北かおる句集『ラフマニノフ』一句鑑賞
●滑空を覚えて秋の蝶となる
9月2日 (9月8日 慶大俳句三田句会)と前書

季題は「秋の蝶」、秋蝶の滑るような飛び方に風を感じたと云うことでせふ。
ところで、中七の「覚えて」がどうでしょうか?ちょっと月並みに陥ってしまったかもしれません。


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